物作りができる仕事を希望していました。写真家や画家になりたかったのですが、収入面を考えて断念。それでも何か形に残せる仕事がしたくて建築の道に。高校で建築を学び、大学の理工学部を卒業後、ゼネコンのビルダーに就職し現場管理の仕事を経験しています。
社会人になってすぐバブルを迎えました。忙しさのあまり何をやっているのか分からなくなるほど疲労困憊の毎日。同時期に、会社が建築部門から撤退すると発表されたこともあり転職を決意しました。
当社を選んだのは、お客さまとの距離が近いので細やかな要望に応えながら、落ち着いて形にできそうだと考えたからです。
施工図の制作から現場管理まで、幅広く担当します。この仕事は、当然ですが一人ではできません。作業に関わる皆さんの協力が不可欠です。難しいのは、効率的に動いてもらえるよう促しつつ、品質を保つこと。達成するには、施工責任者との綿密な打合せはもちろん、末端作業者への指導にも関わる必要があります。
建物が完成した喜び、そしてそれ以上に、使ってくれる人に喜んでもらえること、役に立てたと実感できることがやりがいですね。完成した建物はやがて老朽化し、メンテナンスや補修が必要になります。つまり、完成させたら終わりではなく、その後もやりがいを実感できるわけです。
着地点が見える人、常にゴールを意識しながら仕事ができる人ですね。現場の条件は様々で、できる限りの努力を尽くしても100%設計図通りに建築できないこともあります。工程や作業方法の変更を余儀なくされたり、建物のサイズを思うように調整できなかったりすることもあります。そういう場合は、お客さまが納得できる落としどころを見つけて、着地させなければなりません。また、屋外の仕事が大半なので、天候の急変などコントロールできないことにも対応できる柔軟性を持っている必要があります。
工事の受注状況や進捗状況の影響を受けるため、残業時間や休日出勤の日数は一定しません。
現場では夜間作業もあります。休日出勤した場合は、代休を取れますよ。
8:00 |
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始業 ▼ |
大きな工事では、多数の事業体関係者が現地事務所に出勤してきます。まず、事業所ごと、あるいは連携が必要な事業所ごとに、当日の作業内容を確認。その上で、それら作業で予測される危険を洗い出し、安全に仕事を進められるよう注意喚起します。
8:30 |
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朝礼 ▼ |
朝礼の始まりです。事業体ごとに報告事項を発表してもらい、全員で現場全体の作業状況を確認、安全に作業を進められるよう周知徹底します。
9:00 |
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現場確認 ▼ |
当日の作業を予定通りに進めるため、現場を確認しながら管理業務を行います。例えば、施工図通りに諸々が配置されているか。
施工手順を守っているかなど。現場では、図面や資料で分からないことが多々あるので、その都度、協力業者さんと打合せをしながら進めていきます。
10:00 |
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小休憩 ▼ |
10時から10時半頃に15分程度の休憩を取ってもらうよう指示。
建設現場での休憩は、集中力を取り戻して安全に作業を進めるために欠かせません。腰を下ろしてゆっくり休憩することを労働基準監督署からも指導されています。
1日で取る休憩は10時頃・お昼・15時頃の3回。朝は15分程度、疲れが出る午後は30分程度取ってもらっています。
10:15 |
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作業再開 ▼ |
休憩終了からお昼まで施工管理の仕事が続きます。
12:00 |
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昼休憩 ▼ |
昼休憩を1時間取ります。
13:00 |
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昼礼 ▼ |
昼礼を15分間程度行います。チェックするのは、作業が予定通りに完了するかどうか。予定通りに進むことを前提に、明日以降の予定を確認していきます。昼の段階で進捗状況を把握しないと、軌道修正や必要な段取りができなくなりますからね。
13:15 |
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作業再開 ▼ |
作業再開。
15:00から30分程度の休憩を挟んで、午前中同様、施工管理の仕事が続きます。
17:00 |
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作業終了・明日の準備 |
明日の工事内容と段取りの確認。
工事の中盤までは、工事の進捗に応じて施工図を書き続ける場合もあります。あとは事務処理が済めば終業です。